シュテフェン・ベンドルフ(Steffen Bendorf)作の1-5人用カードゲームです。
2~99の数字が書かれたカードを場に出しきることを目指す協力型ゲームです。
テーブル中央に並べられたスタートカードです。
手番では、6枚ある手札から最低2枚選び、場にプレイしなければなりません。
しかも、ケルトカードと同様に、昇順・降順に出さなければならないという縛り付き。
例えば、こんな手札だったとしたら
こんな感じになります。
「1」と書かれたスタートカードの横には昇順に、「100」と書かれたスタートカードの横には降順にしかカードをプレイできません。
しかも、どんな手札だろうが最低2枚は出さなければならないのですから大変です。
自分の手番では、手札から最低2枚のカードをプレイし、その後、手札が6枚になるようドローして左隣に手番を渡します。
スタートカードは「1」と「100」それぞれ2枚ずつありますが、どちらに出してもかまいません。
これを繰り返して、山札を含めてすべてのカードを出し切ることを目指します。
山札が尽きた場合、山札からの補充は出来なくなりますが、各手番に出さなければならないカードが1枚に減ります。
各手番において、最小限必要な枚数の数字カードを出せない場合、即座にゲーム終了となります。
ただし、手札の状況次第ではあっという間に出せるカードがなくなってしまうでしょう。
そこで、有効な手段として、巻き戻しというルールがあります。
降順列であれば、一番上に重ねられている数字カードより丁度10大きいカードであれば、その列にプレイすることができます。
この例ならば、降順の列なので普通は54より小さいカードしかプレイすることはできませんが、丁度10大きい「64」のカードを持っていればそれをプレイすることができます。
これにより、手札から出せずに腐っていた55~63のカードもプレイできるようになるわけです。
同様に、普通は51より大きいカードしか出せないような昇順の列でも、丁度10小さい「41」のカードならばプレイ出来ます。
文字通り、巻き戻されるということですね。
この「巻き戻し」を上手く活用して、「THE GAME」に勝利しましょう。
さて、協力型というだけあって、ゲーム中は色々と相談をしたくなりますが、パンデミックのように手札を見せ合ったり、具体的な数字を教えあうのは禁止されています。
ただし、「この列には置かないで!」とか「ここもうちょっと上げられない?」とか漠然とした会話はOKです。
感想
なんだろう、ルールを読んだだけだとこれだけ?という印象がぬぐえなかったのですが、やってみると中々どうして面白いですね。
最低でも2枚は出さなくてはならないというルールが中盤以降の息苦しさを生んでいる。
巻き戻しのルールも積極的に使っていかないと勝利するのは難しいです。
上手く仲間と連携を取ることが勝利への道......なのですが、正直、置かざるを得ない状況になってしまうことも多いですw
未だ完全勝利には至れていませんが、何度もプレイしたくなる良作です。
手軽にプレイできるというのもポイントですね。
(それにしても「THE GAME」って名前、検索に引っかかりづらい......)
- 関連記事
-
スポンサーサイト